浅田次郎の天国までの百マイル

もなんとなく読んでみる。
くさいっ、とにかくくさいっ、こてこてにくさいっ、でも、私はそういうくさいドラマが大好きなんだな。物語の導入もなかなか上手い。設定の臭さが気にならずに、素直にじーんとできる人にはお勧めできる話です。
天国までの百マイル」って題名がいいよね。この語呂のいい題名を思いついた時点で買ったも同然。サンマルコ医院に到着してから(百マイルを走破してから)のエピソードは自分に取っては余談。こういう道行は、その過程に価値があるんじゃないかなぁ。
浅田次郎はサービス精神が旺盛というか、ぼやかして読者の想像に委ねてもいいんじゃないか?って部分まで、後日談としてとことん書き込んじゃうだなぁ。。